幕別町の概要

幕別町の概要

幕別町市街

幕別町は、農業王国十勝の中・南部に位置し、南北に細長い地形となっています。(南北47km、東西20km、総面積477.64平方キロメートル)町内には十勝川をはじめ、札内川、猿別川、当縁川が流れ、西方に日高山脈が一望できる平地や段丘が広がる自然豊かな町です。また、十勝の中心都市である帯広市の東に接していることから経済・交通面などの利便性にも優れています。

気候は、年間平均で気温約7.2℃、降水量920mm、日照時間約2,020時間(帯広測候所の平年値)と降水量が少なく湿度の低い晴天の日(十勝晴れ)が多いのが特徴です。

幕別イベント

明治30年に開町し、開町110年を迎えた平成18年の2月には、旧忠類村と町村合併を行い、新たなまちづくりがスタートしました。人口は26,113人(令和4年3月末現在)となっています。

幕別町では、昭和58年にグラウンドゴルフをヒントに「パークゴルフ」を考案し、平成30年には、パークゴルフ発祥35周年を迎えました。現在では町内に12コース(270ホール)もの町営パークゴルフ場があり、子供からお年寄りまで3世代が一緒に楽しめるスポーツとして全国に普及し、推定で130万人の愛好者がプレーを楽しんでいます。

忠類地区では昭和44年7月にナウマン象の化石の一部が農道の工事現場から偶然発見され、発掘調査の結果、ほぼ1頭分の化石が発掘される大変貴重な発見となりました。その後、忠類地区は「ナウマン象のまち」として知られ、現在、ナウマン象は、道の駅「忠類」周辺の観光施設(記念館や公園・温泉など)や土産品など観光資源のイメージキャラクターとして多くの人に親しまれています。

幕別イベント

幕別町農業の概要

幕別町農業の概要

幕別町の基幹産業である農業は、中・北部にあたる幕別地区では畑作物や野菜生産を主体とし、南部の中山間地である忠類地区では酪農を主体とするなど、北海道でも有数の農業主産地としての地位を築き上げています。

耕種においては、近年、長いもの作付面積、生産量が全国の上位に位置し、忠類地区におけるゆり根の生産など、幕別町の気象や土地条件に即した高収益作物の栽培が増加しています。

酪農・畜産では、幕別地区を中心に中小規模の酪農経営、黒毛和種繁殖経営等及び重種馬繁殖経営が耕種と複合して行われ、忠類地区を中心とした大規模酪農専業経営とともに多彩な形態の経営が展開されています。

このような幕別町の農業構造から、今後は、経営規模の拡大を志向する担い手に農地の集積を促進するとともに、町内で発生する家畜ふん尿や麦わら等のほ場副産物を活用して良質な有機質肥料をほ場に還元する土づくりを推進するなど、耕畜が連携し、地域複合としての農業発展を目指します。

幕別町農業イメージ

主な畑作物の作付面積と収穫量(令和4年産)

  作付面積(ha) 収穫量(t) 作付面積の北海道内の
順位(179市町村中)
小麦 4,250 20,600 6
ばれいしょ 2,410 86,100 4
大豆 990 2,490 9
甜菜 2,270 142,300 10

 【データ】農林水産省 作物統計

主な野菜の作付面積と出荷量(令和3年産)

  作付面積(ha) 出荷量(t) 作付面積の北海道内の
順位(179市町村中)
レタス 55 1,560 1
大根 190 8,280 3
はくさい 47 2,270 2
にんじん 483 19,400 2
キャベツ 69 2,510 5
たまねぎ 253 14,200 12
長いも 376 - -

 【データ】長いも以外、農林水産省 作物統計
              長いも 世界農林業センサス2020

主な家畜の飼養頭数(令和2年)

  (頭)
乳用牛 15,768
肉用牛 3,171

 【データ】世界農林業センサス2020
 ※ 肉用牛は、販売用の子牛のこと

 

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幕別町の農業